着付け教室選択のコツ

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着付け教室スタッフから学ぶ|失敗しない9つの要点

初めて着付け教室を訪れる方が、どのような観点で選定すれば良いのかという問い対しての、着物の着付け教室に関する有益な情報を提供します。

各着付け教室には独自の特色がありますので、目的・レッスン形式・立地・講習費・提供サービス等、把握しておくべき要素がいくつも存在します。
それらを理解した上で、自分のスタイルに合わせて最適な教室を選ぶことが大切です。

  • 着付け教室の各種類とその特性を理解し、自分に適した場所を選びましょう。
  • 無料の体験教室に参加してみて、その雰囲気を感じてみる。
  • 授業料が明示されているか、確認しましょう。自分の目標に合致しているか?(自分のレベルに合っているか?)を見極める。
  • 提供されているサービスの内容が充実しているか?、確認しましょう。
  • レッスンのスケジュールが自身の生活スタイルにマッチしているかを見極める。
  • 自分が通える範囲に教室が存在しているか?、調べましょう。
  • レッスンの形態がマンツーマンか?、それともグループ制か?、自分に合っているかを見極める。
  • インターネットで口コミや評価をリサーチする。

本稿では、着付け教室を選ぶ際に必要となる9つの要点を、専門家の視点から詳しく解説いたします。
あなたに最適な着付け教室を見つける一助となることでしょう!

各着付け教室の特色と自分に最適な選択を理解する

着付け教室は基本的に大きく4つのカテゴリーに分けることができます。
各々について、詳細に解説いたします。

着付け教室と言いますと、多くの方が「何を学ぶのか?」と疑問に感じるかと思われます。
しかし、着付け教室は単に着物や振袖の「着方」や「着付けの仕方」を教えてくれるだけでなく、日本の伝統文化や礼儀作法についても学ぶことができます。
そのため、着付け教室を選ぶ際には、自身の目指すスキルや学びたい知識により、適切な教室を選ぶことが重要です。

大まかに、着付け教室は4つのカテゴリーに分けられます。
それぞれの特色と、どのような方に向いているかを以下にご紹介します。
これを参考に、あなた自身に最適な着付け教室を選んでいただければと思います。

全国展開の着付けスクール(大手)

大手の着物の着付け教室では、無料またはお手頃な価格で着付けの技術を学ぶことが可能です。
さらに、教室内で着物の購入も可能で、一石二鳥のスポットとなっております。

初めての方でも安心して参加できるように、組織体制が整っており、授業の振替も容易に行えます。
また、交通の便が良い立地に教室があることや、リーズナブルな受講料も初心者の方には魅力的です。

無料の体験教室や500円のレッスンがあるため、自分に合う教室を見つけるのに便利です。
気軽に参加できるので、着付け教室に参加するというハードルも低くなります。

教室内での着物の販売会が頻繁に行われており、着物や帯などをその場で購入することができます。
着物を購入したい方には大きなメリットがあります。
一方で、購入を考えていない方は、着物販売によって教室が運営されていることを理解しておくことが大切です。

【メリット・デメリット】
着物販売ありの場合、専門家のアドバイスを受けながら自分に似合う着物を探すことができます。
しかし、購入を考えていない方には、販売への誘導や雰囲気に戸惑いを感じることもあるかもしれません。

着物販売がない場合、着付け技術の習得に集中することができます。
ただし、実際に着用する際には、自分で着物を用意する必要があります。

伝統衣装の心地よさを伝える呉服店の着付け教室

呉服店が主催する着物の着付け教室は、その特有の知識と経験を活かして、着物の着方や楽しみ方を伝授してくれます。
自身が所有する着物に適した帯や小物を店から選び、購入する機会も提供されます。
呉服店ごとに、提供するレッスンの内容や形式、そして料金が異なるため、参加を検討する際には、事前に確認が必要です。

全国規模で展開している大手の着物の着付け教室と類似のカリキュラムや料金を提供している店舗もあれば、一部地域限定でサービスを展開している店舗や、数店舗だけで行っている教室など、さまざまなスタイルの教室が存在します。
これらの情報を踏まえて、自分に合った着付け教室を見つけるためにも、事前のリサーチが大切です。

プライベート教室(着付け師からの個別指導)

これは、着付け師として認定された方が独立して設立し、その豊富な着付けスキルを伝授している教室のことを指します。
大半は技術指導に特化した教室で、自宅の一部を活用したり、専用のスペースを借りているケースが一般的です。

個人が運営する教室の場合、その講師の着付け技術や知識の深さを事前に把握するのは難しいことがあります。
そのため、口コミを参考にしたり、直接問い合わせてみたりすることで、講師のレベルを確認することが重要です。

また、プライベート教室では、教室の位置や講師との相性などの要素も重要です。
無料の見学会などを上手く利用し、自分に合った教室を見つけるための参考情報を得ることをおすすめします。

着物販売を行わない着付け学校法人

着物販売はございませんが、授業料を納めることで着付けの技術を習得することが可能な学校でございます。
営業勧誘がないため、技術の習得に専念することができます。

加えて、地元自治体が運営するカルチャーセンター等でも、着付けの技術を学ぶことが可能です。
ただし、小規模な教室では、講師が何か事情で休むときに代わりの講師を用意することが難しく、授業の振替が困難になる可能性があります。
それに対して、大手の学校では複数の講師が在籍していますので、その点では安心です。

そのため、初めて着付けを学ぶという方は、地域に数か所の教室を持つ法人の着付け教室を選ぶことをお勧めいたします。
他の受講生と様々な情報を共有できること、また、自身に合わない講師や教室の雰囲気であってもクラスを変更することで継続して学ぶことが可能となります。

無償の体験レッスンを試してみては

多くの着物着付けの教室、特に大手の教室では、無料の体験会や説明会を定期的に開催しております。
この機会に、教室の雰囲気を肌で感じたり、位置の便利さ、講師との相性、そして授業の内容を確認することが可能となります。

実際に通学する前の段階で、気になるポイントをチェックし、自身に合った教室を見つけることが大切です。
また、お試し価格での授業や、一度きりの特別レッスンを実施している教室もございますので、ぜひ活用してみてください。

大手の教室では、無償の体験授業や、低価格の体験レッスンを設けていることがほとんどです。
気になる教室の公式ホームページを確認したり、直接教室に問い合わせてみることで、より詳細な情報を得ることができます。

体験教室への参加で比較検討を

余裕のある時間を許す場合には、色々な体験教室を訪れて、比較検討することを心から推奨いたします。
主要な教室においては、新規生徒の募集期間が大半の学校でほぼ同じタイミングで設定されているため、無償の見学会に同時期に足を運ぶことが可能です。

教室へ参加する際の重要な視点としては、教室の雰囲気・先生の人柄、そして一緒に学ぶことになる参加者の雰囲気をしっかりと確認することです。

さらに、当日は疑問点や不安点を直接先生に質問し、解消していただくことをお勧めします。
特に授業料に関して曖昧な部分が存在する場合には、入学前に事前に問い合わせておくことをおすすめいたします。

自己の資金を投じて学ぶのであれば、授業料に見合う質の高い内容を教わることができるかを確認し、納得の上で選択されることが最善と言えるでしょう。

費用を確認する

着物や振袖の着付けを学ぶ場所により、様々な費用が発生します。
「教科書代」「レンタル料(自身で持っていない場合)」「認定試験の料金」「イベント参加費」「特別授業への参加費」「資格取得のための費用」「試験受験料」「パーティー参加費」「着物姿の写真撮影費」等、多岐にわたる費用が必要となることがあります。

これらの費用が授業料に含まれているのか、それとも別途必要なのか、要するに何にいくら必要かは学習する場所により異なります。
事前にしっかりと確認し、後で予想外の出費が発生しないように心がけましょう。

無料と表記されている場合でも事前に確認を

有料の学習スポットでは、ウェブサイトやパンフレットに授業料が明示されている事がほとんどですが、無料と表記されている場合でも、その範囲がどこまでかをはっきりと把握しておくことを強く推奨いたします。

具体的には、

  • 無料という条件下で、資格試験の費用が発生する。
  • 上級のコースに移行した際に、授業料が高額に設定されている。
  • 授業料以外の箇所で別途費用が発生する。
    など、一見すると判然としないパターンも存在します。

特に資格を取得をお考えの方は、試験料や認定料については入学前に必ずご確認いただくことをおすすめします。
なぜなら、入学前に予想を超える費用が発生する事が明らかになると、資格取得を断念せざるをえない状況が生じる可能性があるからです。

自分の目標に適合しているか(スキルレベルに合致しているか)の確認

長期間にわたり、楽しむためには、身につけたい着付けスキルのレベルをはっきりと定義しておくことが重要です。

自己の目指すレベルと教室が提供する教育のレベルに乖離があると、途中でやめてしまったり、自身のレベルに合わせてコースを変更する必要が出てきてしまうかもしれません。
特に、個別指導の場合は柔軟に対応が可能ですが、グループでの授業の場合は、コースを変更したり、別の学校に転校したりする必要がある可能性がございます。

故に、入学前には、どのようなレベルの方々が受講しているのか、どの程度の技術習得を目指すのかを確認し、自己に最適な教室を選ぶことが大切です。

目標設定が学習意欲を高める

着物や振袖の着付けを覚えたいと思っているなら、まずは明確な目標を設定することが大切です。
具体的な目標を持つことで、それを達成するための学習意欲やモチベーションが生まれます。

例えば、「お孫さんやお子さんに振袖を着せてあげたい」といった具体的な目標を設定すると、その達成までの期間を逆算でき、具体的な学習計画を立てやすくなります。

一方で、自分自身が一人で着物を着ることを目指すのであれば、「来年の春には自分で着物を着られるようになりたい」といった明確な期限を設けることもおすすめです。
そのように期限を設定することで、通うべき教室の頻度や学習の進め方が見えてきます。

提供されるサービスの充実度を検証する

各着付け教室では、それぞれ異なる特色あるサービスが提供されています。

例えば、以下のようなものがあります。

  • 着物がレンタル可能であること
  • 入学時に着物や帯を提供されること
  • 教室で小物を保管できる設備があること(これにより毎回の荷物が軽減されます)
  • 着物を着用してお出かけする体験がカリキュラム内に組み込まれていること
  • 着物の写真撮影が行われること(普段あまり着る機会のない着物を試すチャンスとなります)

これらは一例であり、各教室は独自のサービスを提供し、他との差別化を図っています。
ですので、自分の目的や嗜好に合ったサービスを提供している教室を選ぶことが大切です。

最良の選択は卒業した後も練習会がある教室

 

終了後に着物を着る機会が減少し、着物との繋がりが薄れてしまう方が多くいらっしゃいます。

入学時に気づきにくい点として、終了後も着物に触れる機会が提供されている学校を選ぶと、自身で着付けて外出することが可能となります。
そのため、技術が身につきやすく、より一層着物を楽しむことができます。
卒業後も着物を着ることができるシステムを備えた学校を探すことが、一番おすすめの方法と言えるでしょう。

自身のライフスタイルにマッチするスケジュールを確認

各着付け教室では、レッスンの日程が異なることをご理解ください。
その中には、毎週同じ曜日・同じ時間にレッスンが設けられているところ、隔週で同じ時間にレッスンが行われるところ、そして毎回レッスンの日時を自身で予約する形式のところ等がございます。

また、平日のみや夜間のみの開講と、特定の条件を設けている教室も見受けられます。
故に、まずは自らがどの時間帯であれば通学可能なのかを明らかにし、それに合致する教室を探し出すことが大切でございます。

一方で、毎回自由に時間を選びたいとお考えの方は、小規模な個人教室など、柔軟に対応可能な教室を選択することをお勧めします。
なぜなら、同じ曜日・同じ時間にレッスンが行われる教室が一般的であり、それに合わせて仕事や家庭の状況を調整することが求められますので、ご自身のライフスタイルに合った選択をすることが重要となります。
また、万が一の休みでも振替授業が受けられる教室も存在しますので、入学前にそのようなシステムについて確認しておくことをおすすめします。

学べる場所の存在を確認する

自宅から着付け学校まで通うとなると、大抵の場合、着付け道具一式を持って行く必要があります。
自動車で通学する場合には、駐車場の利用が可能かどうか、公共交通手段を利用する際には、駅からの距離が近いかどうかを事前に確認しましょう。
道具レンタルが可能な学校も存在しますが、毎回道具を持参する場合には、立地条件を把握しておくことが重要となります。

自宅からの距離が近く、行きやすい場所で、道具を保管できる教室が理想的でしょう。
これから着付けを学び始める方にとっては、自宅から近い学校を選択されることを強く推奨いたします。
仮に週一回の通学となっても、行く場所が遠ければ通学自体が負担となってしまいます。
近くて通いやすい場所を選ぶことが重要となります。

また、仕事後に通学する方は、職場と自宅の中間に位置する通いやすい場所を選んでみてはいかがでしょうか。

着物・振袖の学び方は一対一か数人一緒か、自分の適性を見極めよう

先程ご紹介した着物や振袖を学ぶ教室では、学び方として「個別指導」と「集団レクチャー」の2つのスタイルを提供しております。
そのそれぞれには独自の特性がありますから、自分自身がどのスタイルにフィットするかを見極めることが重要です。

共同教室の魅力

共同の教室では、授業の進行がきちんと計画されていることが特徴で、定められたスケジュールに沿って進行していきます。
万が一、理解に苦労したり途中で迷ってしまった場合、多人数の受講生がいると講師が一人一人の理解度を確認し、指導するのは困難かもしれません。

着物や振袖の着付けが初めての方は、「講師が充分にいる」「参加する受講生の人数が少ない」など、質問しやすい環境を提供している教室を選ぶことをお勧めします。
また、共同教室は個別指導と比べて費用が手頃で、自由に通学することが可能です。

一対一の指導法の独自性

一対一のレッスンは、個々の理解度やスキルレベルに合わせて指導を行います。
理解が難しい部分については、その場で丁寧に教示を受けることが可能でございます。
これにより、細部まで丁寧に指導を受けることができます。
ただし、一対一のレッスンはその性質上、グループレッスンと比較すると費用が高額になる傾向にあります。

これらの特性から、一対一のレッスンは、自身の理解度やスキルレベルを最大限に引き出すための学習方法として、非常に有効であると言えます。
特に、着物や振袖の着付けなど、細かい技術や知識が求められる領域では、このようなマンツーマンレッスンがおすすめです。
理解が難しい部分もその場で丁寧に教えていただけますので、安心して学ぶことが可能です。

しかし、この一対一のレッスンには、費用が高くなるというデメリットもあります。
一対一のため、指導者の時間を完全に占有する形となりますので、費用が高額になる傾向にあります。
これは、グループレッスンと比較した場合の特徴であり、予算に余裕のある方や、確実に技術を身につけたいと考えている方には、一対一のレッスンが最適であると言えるでしょう。

目指す目標や性格に合わせた最適な選択

お一人おひとりのペースで進めたいという方々に対しては、先生から直接指導を受けられるマンツーマンレッスンをご提案いたします。
これにより、ゆっくりとした時間の中で技術を身につけることができます。

一方、着物を通じての人間関係を築き、卒業後も続けたいという方々には、グループレッスンがおすすめです。
講習が終わるまでに同級生と深い絆を築くことが可能となり、互いに情報交換をしたり、一緒に着物を纏って出かける機会を持つことができるからです。
長期的な視点で考えると、グループレッスンが適していると言えるでしょう。

インターネットでの評判や口コミを活用する

新たな学びの門出に当たり、既にその道を歩み修了された方々の直接的な感想を確認することは大変有益です。

学校の公式ウェブサイトに掲示されている生徒の感想はもちろん参考になりますが、更に「学校名 + 口コミ」というような形でインターネット上で検索を行うことで、より現実に近い評価が見つけられます。
それが、あなたが着物や振袖の学び舎を選ぶ際の判断材料となるでしょう。
インターネットでの口コミや評判を上手に活用し、最適な教室選びを行いましょう。

まとめ

私たちは、失敗しないための9つの要素を考慮して着物着付け教室を選択するためのヒントを提供しました。
着付け教室のスタッフの意見も参考にしつつ、あなた自身に最適な教室を探し出すことが大切です。
自分に適した学習方法で、着物の魅力を存分に楽しんでいただきたいと思います!

 

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